はじめに。
![](https://i0.wp.com/highspeclifeblog.com/wp-content/uploads/2023/04/BSTOC3.jpg?resize=400%2C400&ssl=1)
さて、筆者がオススメするオーケストラ音源は、既に「EASTWEST HOLLYWOOD ORCHESTRA OPUS EDITION」を当ブログでご紹介済みである。↓
もちろん、この記事に偽りは無いのだが、「EASTWEST HOLLYWOOD ORCHESTRA OPUS EDITION」に勝るとも劣らない音源を入手したので、ご紹介したいと思う!
それこそが、BEST SERVICE社の「THE ORCHESTRA COMPLETE 3」!
やはり、出音のゴージャス感はHOLLYWOOD ORCHESTRAに敵わない部分もあるが、とにかくこの値段でこの音質で、この使い勝手は秀逸!
何よりも、超時短!なオーケストラ音源だったのでご紹介したいと思う!
「OPUS EDITION」に無い利点とは!?
![](https://i0.wp.com/highspeclifeblog.com/wp-content/uploads/2023/04/BSTOC3_001-1.jpg?resize=1024%2C256&ssl=1)
さんざん、渾身の記事で、「EASTWEST HOLLYWOOD ORCHESTRA OPUS EDITION」(※以下「EWHOOE」)をご紹介はしてきたが、それに無いオススメ処をご紹介!
1.重すぎない容量
![](https://i0.wp.com/highspeclifeblog.com/wp-content/uploads/2023/04/BSTOC3_002.jpg?resize=900%2C650&ssl=1)
まず挙げたいのは、その容量。
「EWHOOE」はいかんせん容量が莫大で重すぎます・・・。
マシンパワーもいるし、追加SSDは必須のレベル・・・。
それに比べてこの「THE ORCHESTRA COMPLETE 3」は、必要空き容量は25GB以上!
いやーこれならお手軽に導入できますね!
そして何よりもどうさもEWに比べて軽い!
もちろんフルオーケストラなので様々な楽器をこれ一本で扱えます。
2.4つものライブラリを統合した革命的な、革命的なオールインワン・オーケストラ・ライブラリ!
このソフトの魅力は、個別でも販売されている4つのソフトが統合されている、豊富なアンサンブル音源だという事!
- 「THE ORCHESTRA」→オーソドックスなオーケストラアンサンブル音源
- 「TO – HORNS OF HELL」→ブラスに特化したライブラリ
- 「TO – STRINGS OF WINTER」→凍てつく空気を震わすストリングス音源
- 「TO – WOODS OF THE WILD」→ダイナミックな木管アンサンブル音源
と言う事でこれらが全て扱えるとなると、劇伴やゲーム音楽、BGMに基本的には困ることが無いと思われます。
2022年12月2には、「2」から「3」にアップグレードされたわけですが、この時に加えられたのが「TO – WOODS OF THE WILD」。
もともと木管系が入ってはいましたがさらに充実した仕様となっています。
打楽器やコーラスまでも入っていますので、「オーケストラアンサンブル音源導入の先ず一本目!」としても充分満足いく作品であると思います!
3.恐ろしい程手っ取り早くアンサンブルを構築できる、秀逸なエンジン!
筆者としてはこの特徴を一番押したい所です!
何と言ってもその使い勝手。
時短オーケストレーションには持って来いの仕様となっています。
大きく3つのカテゴリーに分かれていて、それぞれ・・・
- Orchestral Voicings
- Orchestral Rhythms
- Animated Orchestra
とそれぞれ上から、シンプルなアンサンブル、リズミックなアンサンブル、より複雑でゴージャスなアンサンブルといった形で、カテゴリーを選ぶだけでその中にある豊富なプリセットを、指一本やコードベタ打ちで奏でることが出来るのです!
いやー、これは便利!
そして、そんなアンサンブル機能を使いつつも、「ちょっと音数が多くうるさいなぁ・・・」と思ったら視覚的にミュートorソロを選択でき鳴らす楽器を引き算で構築することも可能!
もちろん、このアンサンブル機能は4っつの含まれているソフトそれぞれからも選んで鳴らすことが出来ます。
しかも嬉しいのは、なんと・・・、
MIDIエクスポート機能!
生成したパターンはMIDIで簡単にDAWに抽出可能。
あとから自分で好きなように変更することができます。
しかも全てにおいて、「EWHOOE」よりも分かりやすくシンプルで操作はしやすい印象です。
「THE ORCHESTRA COMPLETE 3」に欠点は無いのか!?
とここまで書くと、
「じゃぁ、もう『EWHOOE』じゃなくて、『THE ORCHESTRA COMPLETE 3』を買えば良いんじゃん?」
となりそうですが、やはりここは忖度なく、どちらも使っている筆者だからこそ、読者に向けて敢えて惜しい所も記しておきます。
1.ソロ演奏には向いていない
やはり、この音源はあくまで「アンサンブル」に特化した音源なので、ソロ演奏をじっくりとリアルに自分で打ち込みたいという方には不向きだと感じます。
その点、大容量だけに「EWHOOE」は、ソロまでも網羅し使える音源という印象でしょう。
ゴージャスなアンサンブルの手っ取り早さはピカイチですが、細かなソロ演奏の構築には向いていないでしょう。
2.少しクセのある音質と、アンサンブル感
指一本で「ジャーン!」「ドーン!」と、「もうこれでいいじゃん!」とニヤケテしまうほど出来上がったアンサンブルを奏でることが出来るこの音源。
しかしながら、少し作りこまれ過ぎている故、出音にはクセがあるようにも思います。
どうやっても、
「あ、『THE ORCHESTRA COMPLETE 3』」の音だな・・・」
と言うか・・・、良くも悪くも個性が強く、そこを抜け出せない感は感じました。
もう少し解りやすく言うと・・・、全体の出音の雰囲気として「暗い」んです!w
ですからもう、ホラーとかの劇伴だったら、この音源無しでは考えられない位の使い勝手なんですが、特にアンサンブルのプリセットパターンなんかは迫力はピカイチなんですが、そのゴージャス感故に暗めの物が多い印象でした。
これは好みにもよる所ですが、ソフトを買って鳴らした瞬間は、
「そうそうこれこれ!このリアル感と使い勝手感!ソフト音源の鏡!」
なんて思うのですが、いざ楽曲の中で合わせようとすると、
「う~ん、なんか以外と合わせにくい、暗いな・・・、オドロオドロシイな・・・」と感じることは多かったです。
なんやかんやで超おすすめの「THE ORCHESTRA COMPLETE 3」!オススメの迫力音源、ゴジラ感満載!
![](https://i0.wp.com/highspeclifeblog.com/wp-content/uploads/2023/04/BSTOC3_003.jpg?resize=900%2C650&ssl=1)
と、今回も忖度無しに色々書いてきましたが、結論、おススメです!
「EWHOOE」とどちらを選ぶかは甲乙付け難いですが、
- 「EWHOOE」が気になるけど、ストレージ容量が足りない!
- ソロは別音源で賄えるので、アンサンブルを手っ取り早く打ち込みたい!
- ホラーシーンや戦闘シーンの映画や劇伴、ゲーム音楽づくりに最適なオーケストラ音源が欲しい!
上記の様な人には特におすすめです。
いや本当にこのアンサンブルを地道に一から打ち込んだらどんだけ大変なの!?と言うオーケストラが一瞬で構築できます。
アルペジェーターもバッチリ搭載で編集可能です!
筆者が先ず音を鳴らした時に思ったのは・・・
「あ、これゴジラや!」ですw。
あのゴジラで流れてそうな重厚なブラスとその「バババ~ン」みたいな(伝われ~w)!
そんな劇伴音楽が一瞬で作れる音源、「THE ORCHESTRA COMPLETE 3」!
オススメです!
予算の無い人は、それぞれ単品でチェックしても良いかもしれませんね!
![BEST SERVICE ( ベストサービス ) / THE ORCHESTRA ダウンロード納品](https://i0.wp.com/www.soundhouse.co.jp/images/shop/prod_img/b/bs_40901.jpg?w=1256&ssl=1)
![BEST SERVICE ( ベストサービス ) / TO - HORNS OF HELL ダウンロード納品](https://i0.wp.com/www.soundhouse.co.jp/images/shop/prod_img/b/bs_a9678.jpg?w=1256&ssl=1)
![BEST SERVICE ( ベストサービス ) / TO - STRINGS OF WINTER ダウンロード納品](https://i0.wp.com/www.soundhouse.co.jp/images/shop/prod_img/b/bs_a8025.jpg?w=1256&ssl=1)
コメント