難聴(感音性難聴)との戦い~種類や原因、治療と補聴器~PART⑥【滋腎通耳湯 編】

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難聴(感音性難聴)との戦い~種類や原因、治療と補聴器~PART⑥【滋腎通耳湯 編】 難聴
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さて、感音性難聴に悩む、筆者の闘いの記録、続編です。

前回は巡り巡って、藁をもつかむ思いで訪れた「漢方科」に通って、漢方を処方してもらう所まで記しました。

前回をまだお読みになっていない方は、ぜひそちらもお読みくださいませ。

※参考記事⇒難聴(感音性難聴)との戦い~種類や原因、治療と補聴器~PART⑤【漢方科 編】

加えて、シリーズの過去の記事も読んで頂けると、更に今回の記事の内容が解りやすいと思います!

いまだ、戦い半ばですが、同じように感音難聴で悩んでいる人の、少しでもヒントになれば、と思っています!

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新たに処方された、「八味丸」(ハチミガン)

八味丸

さて、前回の記事では、4つの漢方を処方して頂いた所まで、お話ししました。

その中でも色々試した結果、以下の3種、

●柴苓湯(サイレイトウ)

●桂枝茯苓丸加薏苡仁(ケイシブクリョウガンカヨクイニン)

●柴胡加竜骨牡蛎湯(サイコカリュウコツボレイトウ)

を、続けて飲んでいました。

2か月程、試しましたでしょうか・・・。

しかし、残念ながら、なかなか効果を実感できませんでした。

引き続き、漢方科の先生に診断を受けながら、色々ご相談をさせて貰っていた所、

これまで飲んでいた上記3種に加え、八味丸(ハチミガン)と言う新たな漢方の処方を進められたのです。

●八味丸(ハチミガン)

【効能・効果】

体力中等度以下で、疲れやすくて、四肢が冷えやすく、尿量減少又は多尿でときに口渇があるものの次の諸症:

下肢痛、腰痛、しびれ、高齢者のかすみ目、かゆみ、排尿困難、残尿感、夜間尿、頻尿、むくみ、高血圧に伴う随伴症状の改善(肩こり、頭重、耳鳴り)、軽い尿漏れ 

と言うもの。

もともと筆者は寝つきが悪く、「夜中にトイレで目が覚める」というのも相談していた所、これを処方してくれたようです。

ただ、結論から言ってしまうと、これも2か月程服用しましたが、効果は無く・・・、

残念な結果となりました。

なかなか、難聴治癒への道は、やはり険しいです。

しかしながら、今までこのシリーズの記事で記してきたように、

漢方科の先生だけは、「どうせ治らない」と言ってしまうことなく、

常々、真剣に考え、診察し、色々と提案してくれるんです。

そうなったら、私も、あきらめずに頑張るしかありません!

滋腎通耳湯(じじんつうじとう)。

先生との意見の一致。

予てから、先生は、

「煎じて飲む漢方の提案も出来ます。しかし、お仕事も忙しいでしょうから、それはまた、今度の機会にしましょう」

と言ってくれていました。

そして、そんな折、私も色々調べていた所、「滋腎通耳湯(じじんつうじとう)」と言う漢方があることを知りました。

もともと、難聴は「腎臓」とも関係しているらしく、その名の通り、腎臓と耳の不具合の治癒に効く漢方だと言います。

先生にこの、滋腎通耳湯の話をしたところ、それがまさに、先だって言ってくれていた「煎じて飲む漢方」だったんですね。

ここで、先生も、気になるなら飲む準備は大変ですが、一度試してみましょう、となり、処方してもらいました。

滋腎通耳湯とは?

10種類もの生薬をブレンド。

滋腎通耳湯とは、生薬1つでこの名前のものが存在するのではなく、なんと10種類もの生薬をブレンドしてできるものなんだそうです。

処方箋を見ると・・・、

滋腎通耳湯、10種の生薬。
滋腎通耳湯、10種の生薬。

う~ん、確かに色々、入っているようです!

実際、病院を出て、薬局に貰いに行ったのですが、その辺の普通の薬局では処方してくれない様です。

病院から取り扱いのある薬局を教えてもらい、伺いました。

そうすると、やはりブレンドして作るのに、30分ほどかかると言われ、待つことになりました。

ここでも、保険適用で助けられる。

巡り巡って、あまり病院でも馴染みのない「漢方科」という所に診察してもらうことになったのは、

このシリーズの、今までの記事を読んで頂けると理解してもらえるのですが、

病院で診察して貰って処方してもらうので、「漢方」といえども、「保険適用」になるんですね!

これは、本当に有難いです。

やはり、一部の薬局でこの滋腎通耳湯市販薬として売っているそうですが、

相当、高額になると、処方してくれた薬剤師さんはおっしゃっていました。

筆者は、滋腎通耳湯約1ヵ月分保険適用で、¥2,000ちょっとで購入出来ました。

これが市販になると、数万円はかかると、薬剤師さんはおっしゃってました。

加えて「良い出会いをされていると思います」とまでおっしゃってくれたので、

本当に「漢方科」というものに出会えてよかったな、と思っています。

滋腎通耳湯の飲み方、煎じ方(なかなか大変です)。

市販薬では、そのまま飲めるのもあるようですが、薬剤師さん曰く、

「コーヒーで言う所の、インスタントで飲むか、本格的にドリップで飲むかの様なもので、やはり煎じて飲んでもらうのが一番効果があります。なので頑張って下さい。」

とのこと。

どれだけ大変なんでしょうか?

さっそくやってみました。

煎じるのは、40分必要。

大きな袋に、1か月分滋腎通耳湯が、小袋に入った状態で、処方してもらいました。

滋腎通耳湯の煎じ方。

これが、1回分の一袋です。

滋腎通耳湯の煎じ方。

この1回分を、600mlのお湯で、40分煎じる必要があります。

40分煎じ終わる頃には、半分の300ml位になっているので、それを、100mlづつに分け、1日3回、服用します。

この小袋のまま煎じても良いらしいですが、やはりより効果的に飲むには、袋を開けて煎じた方が良いとのこと。

という事で、お鍋にあけて、煎じていきます!

滋腎通耳湯の煎じ方。

改めて、色々入っているのが解りますね。

空焚きにも気を付けなければならないので、確かにこれを毎日しなければいけないのは、なかなか面倒くさいのが正直な所です。

煎じた後は、生薬を漉(こ)します。

漉しガラは、捨てて良いそうです。

滋腎通耳湯の煎じ方。

部屋中には、漢方の独特の香りが充満しますので、1人暮らしで無い人はそれなりに注意が必要かも・・・。

筆者は、その香りには癒されました。何よりも効きそうな香りです。

これが、漉した後にようやくできた、滋腎通耳湯です。

滋腎通耳湯

いやー、漆黒!

味も濃厚で、「これぞ生薬!漢方!」といった味です。

とても濃いウーロン茶!?、の様ですかね。

苦手な人は苦手かもしれませんが・・・。

かなり苦いですが、筆者はそれでけに「効きそう!」ってな感じで、美味しく頂きました。

保存は持って、一晩程度。

これだけ煎じるの手間がかかるので、一気にまとめて煎じて飲みたい所ですが、保存の限界時間は、冷蔵庫で一晩程度、だそう。

長くても1日が限界らしいです。

薬剤師さんには、なので、朝は時間が無いでしょうから、例えば夜に煎じて、1回分の100ml飲む。

残り200mlを冷蔵庫で冷やして、翌朝、100mlをレンジでチンして飲む。

最後の100mlを昼に飲んで、その日の晩また煎じる、というサイクルを提案して頂きました。

やはり1日3回に分けて飲むのが理想ですが、最悪、300mlを2回に分けて、朝と晩だけでも飲んで下さい、との事でした。

効果は、まだ、これから・・・。

まだ、飲み始めて数日なので、効果のほどは残念ながらまだお伝え出来ません。

しかしながら、西洋医学から、鍼灸、補聴器と色々苦労してきて行きついた漢方であり、滋腎通耳湯なので、

まず、こういったアプローチもあることを、ぜひ同じ悩みを持つ皆さんにも知ってもらいたいと思いました。

結果やその他、この難聴の戦いについて新たな展開がありましたら、またご報告します。

同じように難聴で悩んでいる皆さん、頑張って乗り越えましょう!


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