【職場の嫌な人】お局様の攻略日記~PART⑥ 最終話 復職 編〜

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【職場の嫌な人】お局様の攻略日記~PART⑥ 最終話 復職 編〜 サラリーマンの悩み
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はじめに。

職場のいわゆる「お局様」に、半ばイジメの様な扱いを受け、

遂に精神科に通い、挙句の果てには医師より診断書が出され、「休職」を余儀なくされた筆者。

今までの経緯については数回に渡って記事にしているので、まだ読まれていない方は、先ずそちらを、ご覧頂きたい。⇓

そして、前回、いよいよ休職にまで追いやられた。

その記事がコチラだ⇓

そして、結論から言うと、幸い、一ヵ月間の休職を経て、今、リハビリを兼ねてだが、復職することが出来た。

その過程と物語を共有し、少しでも同じような環境に居る方々のヒントになればと思う。

休職中の過ごし方と、その時間。

休職して間もなくは、やはり、

「これからどうなってしまうんだろう・・・」と、とにかく不安だった。

しかし、同時に、

「もう、あの矛盾だらけの職場に行かなくて良いんだ・・・」と言う安心感が芽生え、結果としては就業中に比べ、心が安らぎ、とても楽になった。

支えになった「繊細さんが「自分のまま」で生きる本 」。

そんな中、心の支えとなり、筆者を落ち着かせてくれた本が、武田友紀さんの「繊細さんが「自分のまま」で生きる本」である。

この本に関しては、別途記事にしてあるので、詳しくは、そちらをご覧頂きたい⇓。

上記の記事を書いた時点では、正直、

自身が本当に休職にまで陥ってしまうとは考えもしなかったので、

「もし、休職に陥ってしまったら」と言う観点で読んでいた部分も大きいが、

いざ自分が休職に追いやられた際は、本当に心強いメッセージとなりました。

この本に書かれていた、休職中の大事な2つのポイント・・・、

  • たっぷり休む
  • 心を閉ざしても良い

この2点は、とても生きる上で指針となった。

HSP=繊細さんである私たちは、どうしても、休職中であろうが・・・

  • 復職に向けて何か今のうちにしておかななきゃ
  • 将来のためにこの時間を使って、何かしなきゃ

と、考えがちである。

しかし、「~しなきゃ」ではなく、「~したい」と思える気持ちを大事にして良いと・・・。

この本に書かれていることに凄く勇気付けられました。

先ずは、「もう寝てるのにも飽きた!○○したい!」となるまで、たっぷり休む。

その間は、心を閉ざしきっても良いのだと。

外に出歩く、訓練を。

当分、引きこもっていた筆者だが、このブログの記事にも多数投稿している様に、神社巡り、御朱印集めが趣味である。

精神科の担当医も、

「少しづつで良いから、外に出歩く訓練をした方が良い」と言われていました。

最初の数日間は、とにかく、他人に合うのが嫌で、外に出歩くのも面倒くさくて、

本当に部屋に引きこもり、塞ぎ込んでいました・・・。

しかし、徐々に、「また外に出たいな・・・」と思えるようになり、

少しづつ、神社に参拝したりするのを理由付けにし、外に出歩くことを始めました。

それでも、心の片隅には、やはりなかなか

「これからどうなってしまうのだろう・・・」と言う不安は消えませんでしたが、

繊細さんが「自分のまま」で生きる本 を参考にしつつ、過ごしました。

しばらくして色々、冷静に考えた時に、

「休職している不安」より、「以前の職場に行く不安」の方がとても大きい事を改めて感じ、知り、

「あんなとこで働き続ける位なら、休職して良かった」と思えるようになりました。

復職のきっかけ。

現在、復職している現場はリハビリ期間を兼ねてなので「とりあえず・・・」と言った所。

なので、更にこの先がどうなってしまうのかは解らないし、

不安は無いわけではありませんが、とりあえず再び働ける事になった喜びには溢れています。

復職の道を探り始める。

休職中、後半は色んな人に出会ったり、そして出来る限り沢山の人にも相談し、話を聞いて貰いました。

もちろん、転職活動も・・・。

そんな中で、有り難い事に、「こっちに来て働かないか?」と言ってくれた人も何人か居ました。

しかしながら、「適応障害」で休職してしまうと、とにかく新しい人物にあったり、新しい環境に行くのがとても怖くなってしまうものです。

更に、40歳オーバーの特に特化した資格もない筆者を受け入れてくれる所は、そうそう簡単に見つかる事もなく、

昨今の「コロナ禍」に於いて頂いていた話が白紙になってしまったり、声をかけてくれた人との今までの関係を考えると、どうもピンと来なかったり・・・、

あまりにも自分のやりたい仕事とかけ離れていたりと・・・、なかなか復職に向けて前進しませんでした。

転職サイトに登録し、数人のエージェントさんにも相談していましたが進展せず・・・。

「こんな状況だから贅沢言ってられない!」と言う気持ちと、「こんな状況だからこそ、慎重に仕事を選ばないと、また同じ事になってしまうのが怖い」、というこの2つの感情が渦巻いていました。

元同僚が与えてくれたきっかけ。

そんな時に声をかけてくれたのが、以前の現場で一緒に働いていた同僚でした。

その同僚が声をかけてくれた現場は、筆者の今までやって来た仕事とはまた、ぜんぜん違う現場。

「大丈夫かな?」と言う気持ちは否めませんでした。

しかし、改めて考えた時に、「休職」に追い込まれたのは、原因は完全に「人間関係」だった事を思い出しました。

ともすれば、先ず優先すべきは人間関係であり、

信頼できる同僚が居るのなら、そこでチャレンジする他は無いのではないか、と考えたのです。

仕事は出来るかどうかやって見なければわからないが、

同僚が声をかけてくれてるぐらいだから、少なくとも同僚は「出来る」と思ってくれている。

こんな復職にいい機会は無いのではないか、と考えました。

自分の心に改めて、聞いてみて、一番ピンと来たのが、この選択肢だったのです。

休職時の注意点。

さて、少し、話は別の要素になりますが、休職するにあたってはとりあえず「ゆっくり休む」ことが大事ですが、それにあたって考えておかなければならない事もあります。

会社によって制度は様々でしょうから、一概には言えませんが、筆者を例に考察しておきます。

今いる会社に戻る可能性があるのか?否か?

そもそも、会社自体に嫌気が指して、そこから脱出する場合は、とにかく逃げなくてはいけません。

なので、失業保険や退職時の制度、行政のサポートなどを、そこはキッチリ考えておく必要はあると思います。

診断書を貰って、きっちり提出しよう。

筆者の休職の原因はハッキリと「人間関係」だと解っていたので、転職が上手くいかなくても「異動」で問題が解決する場合はあると考えていました。

なので、転職活動をしつつも、会社に残る可能性も十分ありました。

幸か不幸か、精神科の先生は診断書に「元の居た現場には戻さない様に」と書いてくれたのです。

精神的苦痛で休職する場合は、それが「ただの甘え」だと思われないためにも、

客観的な医師からの「診断書」は必須かと思います。

会社によって制度は様々でしょうから、調べたり人事に予め聞いておくのがベターです。

精神的であろうが、れっきとした病気であり疾患なので、

それをきっちり会社に報告した上で休職する方が、休職時の補償をスムーズに受けれることでしょう。

会社の休職制度を、人事を通して利用する。

いざ休職するとなったら、上司は勿論のこと、人事と話をしておくのがベターでしょう。

上司では何かと話しにくい可能性も、無きにしも非ずですよね。

筆者の会社の場合、診断書が出た場合は、給与の6割支給(期間は勤務日数による)でした。

更にそれを利用する前に、診断書が出た場合は、

消化せずに消えてしまった有給休暇を復活させ、再び使えると言う制度もあったので、これも利用しました。

会社にもよるでしょうが、この様な制度は予めは厳しくても、休職したら早い段階で知っておくべきでしょう。

会社との関係。労災で訴える!?

休職中に色んな人に相談する中で、

「そんなヘルプにも何もせずに助けなかった会社は、訴えるべきだ!労災認定されれば、沢山お金を貰えるよ!」とアドバイスしてくれた人も数人いました。

正直、この状況では、それも出来たと思います。

しかしながら一方で、

「会社に残る可能性があるなら、争わない方が良い」とアドバイスしてくれた人も多数・・・。

結果、筆者は後者を選びました。

やはり、もし会社に残るのなら、いわゆる「うまいことやる」のも必要だと。

制度や法律的にいくらそれが出来たとしても、会社と敵対してしまった後は、人情としてその社員が会社にとって扱いにくくなるのは当然だと・・・。

辞めると決まっているのであれば話は別ですが、

残る可能性があり、実際残った筆者にとっては、労災に訴える選択肢は選ばない事にしました。

まとめ。

と言う事で、長い長い「お局様の攻略日記」、このシリーズとしては、この記事で最後とさせて頂きます。

正直、「攻略」は出来ずに、筆者が精神疾患になり「休職」に追い込まれると言う、

壮絶な結末を迎えてしまう事になりました・・・。

いままで記事を読んで応援してくれていた人には、申し訳ない気持ちもあります・・・。

しかし、武田さんの著書に出会えなければ、未だに前職場でボロボロになりながら、

もっと酷い疾患にかかっていたのではないかと思います。

「嫌だ!」と言う気持ちを大事に、HSPが持っている「みんなが頑張っているから・・・」と言う無理してしまう気持ちに縛られないで生きていく方が、

より良い人生が待っていると信じたいです。

どうしようも無くなったら、恐れずに精神科の先生に相談するのも一つの選択肢だと思います。

精神疾患、特に「鬱」まで行ってしまうと、復活するのはとても大変だと聞きます。

筆者自身も、人生でこれまで精神科なんて行ったことが無かったし、とてもハードルが高かったです。

とにかく、色んな人に自分の正直な気持ちを話してみて下さい。

そこから開ける人生もあるはずです。

筆者もその信じた道を歩む、まだ半ばですから、偉そうなことは言えませんが・・・。

このシリーズの記事はこれで終了ですが、HSPや人間関係のこと、仕事の事、職場のことなど、関連することは、

これからもまた記事にしていきますので、お付き合い頂ければと思います。

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