さて、以前に書いた、正社員の夢と現実 ~PART③責任編~の続き的な記事になる今回。
私が現在与えられた現場のポジションは、とある店舗の店長候補。
与えられたミッションは、現店長の代わりに新しい店長となり、その店長を筆頭に腐敗してしまっている空気を一新することである。
正直、難易度、かなり高めである。
派遣スタッフばかりの少人数の店舗で(お店を回している時は実質2~3人)、完全に現店長のお局感の空気が出来上がってしまっている中での、1人正社員を投入され、「改善しろ」とは、かなり過酷である。
しかも、女性ばかりの中、たった一人男性である。
今まで派遣スタッフに無理に店長を任せていた弊社側にも問題があり、つけあがってしまったその現店長(仮名:A子さん)は、クライアントも「今すぐクビにして欲しい」と言った状態である。
まぁ、このA子さんは典型的な「お局」化しており、何を言っても文句しか言わない。
気に入らないことがあれば、恫喝。
陰口、自分の都合の良いように言いまわすプロでもあって、皆、それに恐れをなして何も言うことが出来ない。
これはもう、所謂、逆パワハラで、この時代、正社員だからこそ派遣に対して強く言えない(すぐにそれこそ正社員を武器にしたパワハラだと言われかねない)事を知ってての非常にあくどい状況である。
もちろん、目の上のたんこぶとしてしか扱われていない筆者だが、とった作戦は「北風」と「太陽」政策で言う所の、とりあえず「太陽」政策である。
とにかく先ずは仕事を教えてもらわなければならない。
そのにイニシアティブを取られている所が苦しい所で、一旦は下手に出なければならない。
ただこれは、本来、お互いを尊重しあってこそ成り立つものである。
結局、太陽政策は時間がかかるし、相手はそれを良いことにいったん付け上がり、こちらをこき使う。
もちろん自分のポジションを守るために仕事を教えてこない。
果たしてどうしたものか・・・。
一か月程、苦しみながら過ごしたところ、なぜA子さんがこんなにもデカい態度のまま居れるかが判明した。
あろうことか、クライアントの親会社のトップと繋がっていたのである。
何処だって、親会社に対して、子会社は出向や左遷の場所としての側面がどうしてもあり、親会社としてはその子会社を監視しておきたいものである。
その親会社のトップ(仮名:Xさん)も、子会社の粗を探そうと、A子さんに聞いて回っていたのである。
もちろん、ここぞとばかりA子さんは、ある事無いこと、クライアントである子会社の事を、悪口、陰口と自分の保身に繋がるようなことを言いまくり抑えており、Xさんも所謂、
「祖父母が子供を飛び越えて、孫を可愛がる感」
になっており、更に下請け子会社=孫請け会社の弊社スタッフであるA子さんの話を、何でも鵜呑みにして聞いているのである。
「私たちのにはXさんが付いている」、その思いが、悪の空気を肥大化させていた。
ハッキリ言って現状を把握できずに、単なる「孫をあやす感」で、A子さんの肩を持つ親会社のXさんも全くどうかと思う。
もちろん直接、契約しているのは、子会社のクライアントであり、本来、とやかく言われる筋合いはない。
しかしながらクライアント子会社もそれを解っていながら、どうしても親会社で頭が上がらない感がある。
さらに、今の時代、派遣であっても「クビです」とは中々直ぐに言えないもので、A子さん程のお局化してしまった人物は何かに難癖付けて、訴えてくる可能性だってあるのである。
少ない人数の店舗で逃げ場もなく、一体自分がどこまで出来るのか・・・。
「あなたは正社員でしょ?」
ろくに仕事も教えてこないで、決まってこのセリフを言い放ち、アタフタする自分を笑っているのである。
取りあえずは、「孫氏の兵法」でじっくりはいっているものの、先にこっちがつぶれてしまわないか、正直、自信が無い。
ドラマ並な、本当にこんな現場があるのかと。。。いつか小説にして芥川賞でも狙いたいもんである(苦笑)。
同じような悩みを抱えている人は、多いと思う。
本当にどうなるか解らないが、ここにも一人、戦っている人物が居ることを記しておきたい。
続きは、リアルにまた報告していきます。
「やっぱりサラリーマンは過酷だ・・・」と予てから計画中の企業に舵を取るのか・・・。
世知辛いサラリーマン生活、お互い、なんとか乗り切って行こう!
※続編をアップしました!👇
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