DTMerに必要なPCスペック2020年代ver.
さて前編では、DTMerにとってパソコンの選び方について、
Windows?Mac?、ノート?デスクトップ?という疑問に加え、「BTO」に関して記しました。
まだお読みになっていない方は、ぜひそちらもご覧下さいね!
DTMパソコンの選び方2020年代ver。前編~BTOと、WindowsかMacか、ノートかデスクトップか問題~
さてここからは、具体に必要なスペックについて見て行きましょう!
CPUはズバリ、Intel Corei7以上!
まずはパソコンの頭脳ともいうべき、CPUについて考察していきます。
DTMパソコンのスペックにおいて根幹となる部分ですが、筆者はずはりCorei7以上をお勧めします!
巷では、だいたいCorei5以上というのが一般的な説の様ですが・・・、
2020年代は、もうCorei7以上にしておくのが無難だと思います!
やっぱり最近は本当にソフト音源も大容量化し、出来る事も増え、マシンパワーもどんどん必要となってきました。
加えて、インテルのCPUも、Corei7以上のハイスペックなものがどんどん出てきています。
もちろん、Corei5でも作業によっては十分作動します。
しかし、2020年代は最低でもCorei7以上でないと、しんどい時代がすぐにやって来るでしょう!
そういう意味でも、筆者は敢えて、Corei7以上、と提唱します。
ここは予算を削らずに、思い切った選択をする所なんじゃないでしょうか。
事実、Corei7以上の上位機も、続々と発売され始めています↓!
メインのストレージは迷わずSSD!今や1TB以上で!
時代は完全にSSD。
さて、ストレージについてですが、最近はもうかなりがSSDが主流になって来ましたね。
しかし、いまだに「なんかこのパソコンお手頃!安い!」と思ったら、HDDだけだったりすることもあるので注意です。
もう、完全に時代はSSDです。
マシンパワーの要るDTM作業をしなくとも、SSDが主流となってきています。
間違ってもメインストレージは、HDDを選ばないようにしましょう。
ソフト音源の動作に、ダイレクトに影響します。
HDDは保存用ストレージとして。
ただし、もちろんHDDは保存用ストレージとしては有りです。
HDDだと2TB、3TBとめちゃくちゃ大きな容量でも。手の届く値段になって来ました。
実際、筆者も、大容量の外付けHDDをつなぎ、たまってきたデータやバックアップデータ用として使っています。
その様な使い方の時は、逆にSSDはもったいですよね。
少々設定は面倒ですが、必要に応じてソフト音源のライブラリーだけHDDにし、メインの起動ソフトはSSDという使い方もアリです。
メインのSSD容量は1TB以上で!
これも巷の下馬評では、だいたい500GB以上というのが定説です。
しかし、2020年代はやはりもう、1TB以上欲しい所です。
ここも予算が許すなら、ケチりたくはない所。
だってまぁ、どうせすぐ足りなくなりますから(笑)!
現在の筆者のメインDTMパソコンのメインストレージは、SSDで2TBです(頑張って奮発しましたw)。
しかし、既にもう半分の1TBは使用してしまっています。
筆者はハード音源ではなく、特にソフト音源をガンガン使う方なので、よりいっそう、そうなのかもしれませんが、
500GBだったとして考えると、身の毛もよだつ思いです(笑)。
予算は上がってしまいますが、SSDの値段もかなり下がってきています。
もうそろそろ、1TB以上で!と言っても良い時代が来たと思いますね。
筆者がメインストレージに増設して使用しているSSD、Crucial(クーシャル)のSSD 2TB(2000GB)。
安定していますし、オススメですよ!↓
メモリは16GB以上で!
CPUがパソコンの頭脳なら、作業台の広さや手数に例えられるのが、メモリです。
これも巷の下馬評では(・・・・聞き飽きましたw?)最低でも8GB以上と言うのが定説です。
しかし、2020年、令和時代はこれももう16GB以上と言って良いでしょう!
筆者は8GB時代、どうしてもトラック数が多くなってきたら、ガリガリとノイズが入ってクラッシュすることもあったんですよね・・・
(まぁDTMerさんだと解ると思いますが、MIDIデータもオーディオ化せずに、できるだけそのまま編集したいタイプなんで・・・それもあったかもしれませんが・・・)。
やっぱり後々の時代の進歩を考えると16GBあったほうが安心だし、
最低16GB以上!って時代も、もう来ていると思いますよ。
BTOがオススメですが、DTM専用ならそれもあり!
さて、DTMにとって、BTOパソコンがオススメなのは前編で記しましたが、
最近は予めDTM用にカスタマイズされた半分既製品のようなパソコンも多いです。
その半分既製品DTM用パソコンも、
そこから更に、自分でスペックをカスタマイズすることができるマシンもありますので、
そういった商品は選択肢に入れるべきでしょう。
例えば、筆者も使用している「DAW 向け」と謳われている、
DTM用のマシンがこちらの、パソコン工房さんの「SENSE」シリーズ。
もちろん、カスタマイズもできるのでオススメですよ!↓
BTOで削れる予算は削ろう!
筆者はもうずっとBTOパソコンで7台以上購入し使ってきましたが、
それでもやはり、
「これは必要無かったかなぁ・・・」
と言う部分も有ったので、読者の皆様の参考のために、記しておきたいと思います。
もちろん、必要か不必要は個人差がありますので、必ず自分の環境と行う作業とを照らし合わせた上で、参考にして下さいね!
無くても良かったその①ブルーレイドライブ
ブルーレイドライブは、正直、あまり必要なかったかなぁ・・・と。
この時は丁度、Blu-rayが登場したばかりで、
「これからの時代はBlu-rayだ!DVDの時代は終わるぞ!」
と思って奮発したんですが・・・、ぜんぜんDVDで良かったですね・・・。
映像制作もする人は別ですが、自分は別途、テレビと共にBlu-rayレコーダーもつなげてあったので、なおさら。
思ったよりDVDも健在ですし、パソコンでBlu-rayドライブの必要にかられたことは、ほとんど無かったです。
無くても良かったその②外付けクーラー
これはノートパソコンを買った時に付けたんですが・・・。
USBポートにさして、台の様に下に敷くもので、その台の中にファンがついていて、扇風機のように風を送りPCを冷やしてくれるものです。
貴重なノートパソコンのUSBポートを無駄に埋めてしまう上に、あまり効果を感じらず、邪魔でしたね・・・。
無くても良かったもの③ノートの内臓光学ドライブ
これもノートパソコンをBTOで購入した際です。
それこそ、Blu-rayが登場した時代で、
「USBで外付けでドライブを繋げるのなんてかったるい!」
と思い、ノートPC内臓でBlu-rayドライブをオプションで付けました。
まず、もちろんその分、高額になってしまいましたし、パソコン自体も大きく、重くなってしまいました。
メインのDTM作業用にはデスクトップPCがあった上での、モバイル用として買いましたので、
内蔵ドライブを無くして、もっと軽量化とコストカットを図っても良かったかなと・・・。
持ち歩くのに重いしデカい・・・、のわりに、光学ドライブを使うことが思いのほか、ほとんど無かったです。
一昔前は、データーのやり取りはCDに焼いて・・・なんて多かったですが、今や全部クラウドですもんね。
しかもDVD一枚に収まるデータ量なんかより、インターネットさえ繋がっていれば、もっと大容量データをやり取りできます。
なによりもネットが繋がってなくても、今やほぼUSBメモリですよね(苦笑)。
まさに2020年、令和時代のDTMerのための記事ですね、これ!
(自画自賛w)
どうしても必要な時だけ、それこそ外付けドライブを使えばいいわけで、必要にかられてから購入し、その時だけ持っていく方が効率的だったなぁと、後悔。
その他、BTOで注文する際の注意点。
何かとDTMerにとってありがたいBTOパソコンですが、注文時の注意点があります。
カスタマイズできるだけあって、きちっと見ておかないと、
カスタマイズ前の基本設定に無い必要なものを付け忘れたり、要らないものがそのまま付いてきてしまうので、注意です。
OSは付いてますか?
別途、OEM版等のOSを持ち合わせているのなら別ですが、
やたら安いと感じたら「OSは無し」と言うのも無きにしも非ずなので、ご注意を。
OS入ってなかったら何も動きませんからね・・・。
Microsoft officeの有無。
これも別途持ち合わせているのなら別ですが、WordやExcel(加えてPowerPointなど)の有無です。
普通はやっぱり、この最低限2つは付けておいた方が良いんじゃないでしょうか。
予算を削る余り、気づかぬうちに削り過ぎていないか注意です。
モニター、マウス、キーボード、スピーカーの有無。
これも上記に同じ。
カスタマイズ出来るだけあって、無しにすることもできるので、必要であればきちんと確認することが重要です。
特にスピーカーはDTMerなら別途持ち合わせていることも多いでしょうが、
新調するマシン用にスピーカーが無いのに、無しで注目してしまうと、当たり前ですが、沈黙のパソコンとなってしましますので(苦笑)ご注意を。
スピーカーの他、マウス、キーボードは逆に持っているのに被ってしまったら損ですよね。
デスクトップの場合は特に、モニターも同時に注文する必要があるのかどうかを注意した上で、オーダーしたい所です。
別途それ用のモニターも無いのに、誤って本体だけ注文しちゃったら、ドッチラケです。
映像やアンチウィルスソフトなどの、オプションで付けれるソフトも気にしよう。
これも、必要なら付けなければならないし、要らないのなら必ず削っておきたい部分ですから、気を付けたい所です。
さいごに。
如何だったでしょうか。
前編、後編の2回に渡ってお送りしてきました、DTMerのためのパソコン選び2020年代ver.。
皆さんがDTMパソコン選びに失敗することなく、快適にDTMを楽しめる事を願っています。
しがないサラリーマン生活、快適なスペックのパソコンで、DTMを思いっきり楽しんじゃいましょう!
※改めて、BTO販売を行っているメーカー例を、以下にご紹介しておきます。
ぜひ覗いてみて、自分に合うDTMパソコンを探し、カスタマイズしてみて下さいね!⇓
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