さて、今回の記事は、前回の『足の裏のそれ、魚の目じゃなかも!ウィルス性のイボかもよ!原因は?治療法は?(前編)』の、後編となります。
まだ前編をお読みになってない方は、まずはそちらをご覧になってから、この記事を読んで頂くと、より有意義になります!
※前編の記事はコチラ⬇!
『足の裏のそれ、魚の目じゃなかも!ウィルス性のイボかもよ!原因は?治療法は?(前編)』
❖もちろん体の事なので、一番は皮膚科に行ったり、皮膚科のサイト等で情報を得ることが大事ですので、その点は予めご了承下さいね!
一般市民の経験談の声として、参考にして頂ければと思います。
例えば、「公益社団法人 日本皮膚科学会」さんの、
「皮膚科Q&A イボとミズイボ、ウオノメとタコ どう違うのですか?」に、
とても詳しく載っていますので、そちらをご参照下さい(けっこうヘビーな患部画像も掲載されていますので、拝見する際は予めその点、御了承を・・・)。
ウィルス性「イボ」は、どのように治療するのか?
さて、前編で、イボは実は「ウィルス性」のものを呼び、ウィルス性だからこそ、
放っておいたり、勝手にいじったりしてしまうと、他の場所にも感染し、
「イボ」を増やしてしまいかねないと記しました。
なので、やはり皮膚科で治療して貰うことが一番ですが、どのような治療方法があるのか、見て行きましょう。
実は、特効薬は無い!?
実は「イボ」には、未だ特効薬や特効的治療法は無いと言うのが現状なんだそうです!
う~ん、これはビックリです・・・。
なので、治療方法も、いくつかありますが、イボの種類や発生部位などが患者さんよって違うので、
どの患者さんにとっても「これが一番効く」と言う治療法は無いんだそうです。
それを踏まえたうえで、考察していきましょう!
液体窒素による凍結療法(冷凍凝固術)。
一番、一般的な治療法がこれです。
筆者も、いつもこれで治療して貰ってます。
液体窒素という超低温(-196℃)の液体にひたした綿球をあてたり、スプレーを吹き付けたりして、イボを直接凍結させる治療です。
感染している細胞ごと破壊する、というもの。
しかし、これには難点があって、1回では全部は破壊できず、何回か処置が必要なことがほとんど。
筆者も、週に1度くらい通って、最低でも1か月・・・だいたい2か月近くは、かかってますね・・・。
根気が要ります。
手術による切除。
メスを使ってイボを切除する方法。
先にあげた、凍結療法などでも、治りにくい時の治療の選択肢の様です。
局所麻酔を使用。
レーザーによる治療。
炭酸ガスレーザーによる切除。
これも、凍結療法で治らない方などに施術されるようです。
ただこのレーザー治療は、この記事の投稿時では、保険適応外の治療の様ですので、費用がかかるでしょう。
※他にも内服薬や漢方などでの治療もあるようです。
凍結療法(冷凍凝固術)を体験して。
やはり細胞を破壊するしかない。
筆者は何度もイボを治療してきましたが、いつも、どの皮膚科問わず「凍結療法」でした。
毎回、他の方法をこれっぽっちもススメられたことがありません。
(比較的、小さなイボが多かったからかもしれませんが)
凍結療法以外は「手術」になってしまいますからね。
色んな意味で時間がかかっても、この凍結療法がもっとも一般的なんでしょう。
しかしながら、どの方法も、細胞を破壊したり、切除したりと・・・、やはり特効薬が無い事が伺えます。
凍結療法の痛みは?
凍結療法では、皮膚を破壊して、また下から新しい皮膚がどんどん盛り上がって来るので、
イボの芯が皮膚の表面まで上がってきて、いずれ無くなります。
だいたいは、スプレーで何度も通っては吹き付けて貰って治しましたが、痛みはほとんどありませんでした。
ただやはり、スプレーを吹き付けた瞬間は少し痛みます。
ドライアイスをずっと足の裏にあてられている様な・・・、まぁ、軽い凍傷と言うか、冷たい火傷(やけど)状態にするんですね。
なので、治療のあとは数時間、ジンジンしますが、私生活にそんなに支障はありませんでした。
一度、大き目なのが出来た時に、思いっきりたっぷりと綿棒に液体窒素を含ませたものガッツリつけられた事があって・・・。
この時は痛かったです・・・。
イボの部分は大きな水膨れとなり、当分歩くのもしんどかったですが、その分早く治った記憶があります。
この辺の施術の強弱は、症状や皮膚科の先生の判断により、様々でしょう。
市販薬では治せるのか?
では、市販薬はどうなのでしょうか?
経験から、考察します。
治せるが、やはり皮膚科に行くのがベターかと・・・。
結論から言うと、筆者は、市販薬で治せた事もあります。
しかし、何よりも、「これ治ってるの?どうなの?」って素人ですから、患部がとにかく気になるんですよね!
でもって、いじってしまうんです(苦笑)。
液体タイプは乾くまで多少時間がかかるので、それまでは歩きにくいし、
絆創膏タイプもやっぱり剥がれてきちゃったりするんですよね。
そして、患部を薬品でふやけさせたり、固めたりして瘡蓋(かさぶた)みたいにして、イボを取っていくのですが、もちろんこれも時間がかかるので、
何度も塗って、何度も繰り返し貼る必要があるので、途中我慢できずに患部をいじってしまって、膿んでしまった事もありました・・・。
もちろんこれは筆者の扱いが悪いだけで、市販薬を責めるつもりは全くありませんが、何よりもイボの多くは「ウィルス性」です。
患部に触れれば触れる程、他への感染のリスクが伴うので、注意が必要ですよね。
何よりも、症状に合った市販薬を選べるのか?
前記事の(前編)では、特に「イボ」と「魚の目」は、『皮膚科の先生でも見分けがつきにくい事がある』ことを記しました。
そこがまさに、問題で、間違いなく「イボ」なら、「イボコロリ」で良いですが・・・、
ウオノメだったら「ウオノメコロリ」で無いと、ダメなワケじゃないですか(苦笑)。
そこが大丈夫か?って話です。
例えば、この「ニチバン スピール膏」。
「うおのめ・たこ用」であって、「イボ」にはつけないで下さい、となってるわけです。
それぞれの症状により、薬品も別で市販薬があるわけですから、万が一関係の無い症状の患部に間違った市販薬で治療してしまうと、
治るどころか、悪化させてしまう恐れがあるのは、容易に想像できてしまうわけです。
なので、市販薬も使えますが、その辺の色々をクリアできないのであれば、やはり皮膚科に行くのが一番でしょう。
まとめ。
さて、前編、後編の2回に渡ってお送りしました、このシリーズ。
いかがだったでしょうか?
まとめると・・・
◆ウオノメ、イボ、タコは違うよ!
◆イボはウィルス性だから、他への感染注意だよ!
◆イボには特効薬がないから、基本凍結療法で、治療に時間かかるよ!
◆市販薬も悪くないけど、やっぱり皮膚科に行くのが安心だよ!
っと、まぁ、こんな所でしょうか。
そして、イボは放っておくと、大きくなってきたり、他へ転移したりする可能性があるので、
痛みは無くても、小さいものでもそれっぽいものが出来たら、早めに皮膚科に行く事をお勧めします。
大きく成長してしまったら、それだけ治療に時間もかかりますしね。
しがないサラリーマン生活、イボごときに惑わされず、とっとと治して、健康に過ごしましょう!
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