さて、今回はシリーズ、PART③【治療 編】である。
まだ、PART①、②をお読みでない方は、PART①&②も、ぜひお読みになって下さい。(※記事はコチラ→PART-①【種類や原因 編】、PART-②【補聴器 編】)
「それでも治したい」と耳鼻科に何件も行った結果・・・。
ここまのシリーズ記事にて、散々、「現代医学では治療不可能」と述べてきたのだが、「PART②【補聴器 編】」で述べたように、補聴器に頼らざるを得ない、と言っても、思いのほか私生活では苦労し続けている。
何度も調整に行くが、聞きたくもない大きな雑音までも大きく拾ってしまうので、実際、最初の方はすぐに外してばかりいたし・・・、やはり自分の耳で聞こえるようになるには越したことがない。
筆者は、難聴生活の途中で、関西から東京に引っ越してきたこともあって、大都会「東京」なら、どこかこの「感音性難聴」を治療してくれる病院があるのではないか?と藁にもすがる思いで、何件も診療に行ってきた。
しかしだ。
やはり、「耳鼻科としては有名」、と言われる病院や大きな総合病院でも結果は一緒。
「治りません。補聴器をつけて下さい」
の一辺倒・・・。
「何とかならないか」と食い下がる筆者に、時に耳鼻科医は、
「何度言ったら解るんですか?治りません。考えすぎです。メガネを付けるように補聴器を付けるしかないんです!」
と、強い口調でののしられることもあった・・・。
それこそ、PART②で述べた様に、メガネの視力の様に、簡単に聴力が上がらないから相談しているのに・・・と。
その頃から、西洋医学でダメなら、もう、東洋医学の方向から攻めるしかない・・・と思い始めていた。
そんな中、また訪ねた耳鼻科で、先生に「東洋医学・・・例えば鍼灸とか・・・針とかで、この難聴は治らないんですかねぇ・・・?」
と、訪ねた結果、帰ってきた言葉は・・・、
「ははは(笑)、あんなもので難聴が治るなら私たち西洋医学の耳鼻科医は必要ない。そうでしょう?針やお灸は行った人が治った気になっているだけです!」
と鼻で笑いながら、一蹴されたのだった・・・。
しかしながらだ。
色々検索していると、鍼灸院や整骨院は「ありとあらゆる体の不調の改善」と謳っている所もあるし、はっきりと「難聴治療」と書いてある所も存在する。
まだまだ、藁にもすがる思いで、私は鍼灸院の門を叩くのであった。
難聴治療で考える、鍼灸院。
そんなこんなで、「難聴治療」を謳っている鍼灸院へ行ってみることにした筆者。
西洋医学の耳鼻科とは違い、「治らない」と一蹴されることもなく、今までの経緯も凄く良く話を聞いてくれた。
ただ、この後シリーズで述べるの「漢方」を含め、東洋医学の根本的思考は「人間本来持っている治癒力を高め、疾患を改善する」事あるようで、治癒にはとても時間がかかるとの事。
更によく言われるのは、
「治った症例もあれば、治らなかった症例もある。なので100%改善されるか解らない」
と言うものだ。
しかしながら、あなたも調べてみると良い。
いざ、気にしてみると、世の中に所謂「鍼灸整骨院」と言われるものの存在数の多いこと!
そこには一応「国家資格」を持った鍼灸師が居て、それだけ患者さんが通っているってことはきっと何かあるのではないか・・・。
そして、筆者は初めて、鍼灸の門を叩くことになった。
私が行った御茶ノ水にある鍼灸院では、「難聴」で来院しただけあって、耳の周りを中心に針を据えてくれたり、お灸を据えてくれたりした。
途中、ちょっと痛かったり、熱かったりしたが、終わった後はその開放感からか、とても気持ちはよくなり、晴れやかになった。
「最低、週に2、3回。半年は通って下さい」
と言われたが、結果として私はこの鍼灸院には通わなかった。
と言うのも、一番は経済的理由。
「はり・きゅう」は、リウマチや神経痛などの一部の疾患治療でしか保険適用ではないからだ。
その鍼灸院にもよるが、1回大体¥5,000以上はする。それを週に2、3回通って半年・・・。
とても私の経済力では通えないと思ったし、そこで半年通っても「治るか治らないか、それはやってみないと解らない」と言う。
マッサージもしてくれたり、アロマを焚いてくれたり、何か美味しいあったかいお茶を出してくれたりして、とても気持ち良くリフレッシュはした気になるのだが・・・。
実際、耳の聞こえには残念ながら変化もなく、話もとても親身になって聞いてくれるのだが「気の流れが悪いので、気の流れを良くします」等と言われるのが、どうも眉つば物に思えて仕方なかった。
それこそ、リウマチや神経痛など保険適用されている疾患で通うのは、効果が認められているからだろうし、良いかもしれない。
ただ、感音難聴としては、保険もきかないし、筆者にはちょっと通うのには無理があった。
それでも、「さすがに、1回行っただけで諦めるのはどうかな・・・」と言う思いもあり、渋谷にある全く別の鍼灸院に行ってみた。
ここでも耳鼻科とは違い、話は良く聞いてくれた。
しかし、前回行った鍼灸院とは違い、「難聴は針でも治すのは難しい」と、はっきり言ってくれたり「『気』と言うのはとても難しいので、安易に口にする鍼灸師は信用できませんよ」とか、前回行った鍼灸院の事も話すと、色々見解を言ってくれたので、とても好感が持てたのだ。
実際、何というか余計な物と言うか・・・、アロマとか美味しいお茶とか出てこずに(苦笑)、雰囲気だけでそれこそ、「治っている気にさせている」と思わさない所だったので、週に2回、1か月程、頑張って通ってみた。
ただしこの渋谷の鍼灸院の先生も「時間はかかるし、治るか治らないかは解らない」と最初からおっしゃっていた。
ここでも、耳の周りを中心に針を据えてくれ、痛いくらいのマッサージもしてくれたので、終わった後はその開放感からか、とてもスッキリしていた。
しかしながら、少しでも聞こえが良くなれば良いが、全く改善は見られなかった。
同じく、1回¥5,000以上はするし、やはり同じ先生に施術して貰おうとなると、自分のスケジュールとなかなか合わず、予約もままならなく、結果、行くのを辞めてしまったのだ・・・。
それでも治らないかと、薬を求めて・・・。
「はり・きゅう」は、確かに分もリフレッシュするし、ストレスもある程度解消にはなっているかもしれない。
しかし、それならば、もっと安い、その辺のマッサージ屋さんで良かったのではないだろうか。
何よりも、保険適応じゃないので、高いしお金も持たない。保険適用でないので、どうも信用もならない・・・。
耳鼻科の先生の言葉がよみがえる。
「 あんなもので難聴が治るなら、私たち西洋医学の医者は必要ない。針やお灸は行った人が治った気になっているだけです!」
途方に暮れながらも、アマゾンで「難聴・薬」と調べながら、筆者は市販薬、サプリメントにその救いを求め始めました。
次回、に続く。
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