「出来る限り、正社員後のビジョンを想像しろ!」
このご時世、「終身雇用崩壊」等と叫ばれているが、まだまだ「正社員」と言う響きは魅力的だ。
いわゆる派遣から晴れて正社員登用された私が、自分なりにその「夢と現実」を皆様にお知らせしたい。
結論から言うと「出来る限り、正社員後のビジョンを想像しろ!」である。
文字にすると何だかパッとせずよく解らないが、正社員になった時に起こり得る
「メリット」、「デメリット」を考えておかないと、夢と現実の乖離に悩まされる事になるから、要、注意だ。
派遣やアルバイトで仕事が軌道に乗り、
「これで正社員だったら、給料も上がるし、ボーナスも出る。バイトにも偉そうにできるし、最高じゃないか!」
と安易に考えていた自分もいたが、やはりそれだけでは無かった。
それに対してまず、給料と言う観点から見て行こう。
★給料は上がる?★
→手取りと言いう意味では、必ずしも上がるとは限らない。色々保証が増えるが、その分引かれ、下手すると手取りが減る場合もある。
これについては、上記で説明しているままだが、正社員になると、今まで払っていなかった、保険や保証に対して給料から天引きされることになる。
実質手取りが減るので、実感としては
「正社員になったのに、給料減ってんじゃん!」と感じてしまうことがある。
悲しい現実は、会社としては今までと同じ報酬を、自分と言う一介のサラリーマンに、
「今までと同じ、もしくはそれ以上金額」を払ってくれているわけだから、会社としては何の罪悪感もなく、
むしろ、
「正社員にしてやったぞ!これだけ更に保証を与えてやったぞ!」
ってな立場であるから、もちろん、文句のいいようもないのである。
ここが昨今の「正社員になりにくい」所以の一つでもある。
例外はあるが、正社員は基本、終身雇用(今なら60歳~65歳くらいでしょうか)であるから、会社がどんなに傾いても雇い続けなければならない。
そして一人の従業員に対して、雇用主としては圧倒的に「金がかかる」のだ。
知り合いの経営者に聞いても、特にベンチャー企業の社長は「出来れば派遣で済ませたい」と言う声をよく聞く。
その様な覚悟を持って、正社員と言う現実を見極め仲ればならない。
引き続き、PART2の記事では夢の「ボーナス」と言いう観点から見て行こう。
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