「卒業」だけじゃない!今こそ聞いて欲しい、尾崎豊の魅力とその歌声。記念碑や墓地も紹介。

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「卒業」だけじゃない!今こそ聞いて欲しい、尾崎豊の魅力とその歌声。 おすすめアイテム
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令和の時代だからこそ聞いて欲しい、尾崎豊。

今回の記事は、

  • 「尾崎豊」って名前聞くけど、いったいどんなアーティストなの?
  • 聞いてみたいけど、どの曲、どのアルバムから聞くのか良いの?
  • 故人だけど楽曲以外に楽しめるコンテンツは無いの?

と言った疑問にぶちあったった人向けに、書きたいと思います。

筆者を含め、熱烈なファンが多いアーティストですから、

既にご存じの方は、

「知ってるよ!」とか「いや、そうじゃないでしょ!」

と、感じる方はいるかもしれません。

あくまで、これが正解!と言うわけではなく、

個人的な主観は大いに入ってしまう記事となりますので、予めご了承下さい。

では、なぜこの記事を書くに至ったのか?

それは、筆者の人生を変えてしまったアーティストに他ならず、

中年になってしまった私の様な人間を、未だに魅了し続けているからに他なりません。

そして、亡くなってからもう随分経ちますので、尾崎を知らない今の若い人達にも、少しでもその魅力を伝えたい!

そう感じているからなのです。

ですので、既にファンの方も色々なご意見もあるかと思いますが、

どうぞ暖かく見守って頂ければと思います。

魅力あふれる、尾崎豊の人物像。

詳細は、私ごときが細かく語るまでもないので、初めて触れる人のために簡単に・・・。

1983年、シングル『15の夜』 アルバム『十七歳の地図』で、高校在学中にデビュー。

高校は後に中退。

その、本来卒業するはずだった「青山学院高等部」の卒業式に、新宿でデビューライブを行います。

受験戦争や執拗に管理してくる校則に対し、疑問を訴え、

当時の十代の代弁者として後に「十代のカリスマ」等とも呼ばれます。

後にも先にも、んなにリアルな誰もが若き日にぶち当たる「10代の葛藤」を歌ったアーティストは他に居ないと思います。

  • なぜ、こんなに勉強を強いられるのか?
  • 大人の言うことがそんなに正しいのか?
  • 金のためじゃなく、愛のため夢のために生きることは間違っているのか?

etc・・・。

あるライブでは、約7mの照明テラスから飛び降り、足を骨折しながらも歌い続けます。

1987年、は覚醒剤取締法違反で逮捕。

1992年、26歳の若さでこの世を去ります。

先ずは10代の3部作を聞いて欲しい!

新しいアーティストに触れる時には、数ある作品のどれを聞けば良いのか迷う事でしょう。

もちろん、本心は「全部聞いて欲しい」に、他なりません。

彼が生涯に発表したオリジナルのスタジオアルバムは、意外にもたった6枚しかないのです!

ですので、全部聞いて頂いてもすぐに追いつけますし、ぜひ、全部聞いてもらいたい!

先に商品リンク(画像)でご紹介している、数あるベスト盤のうちの一つを聞くのも悪くないですが・・・。

しかしながら、それでは余りにも・・・なので、筆者なりの推しを。

あえて申すとやはり、デビューアルバムの「十七歳の地図」

そして、続くセカンドアルバム「回帰線」、そしてサードアルバム「壊れた扉から」と言う、彼が10代のうちに一気に駆け抜け発表した3枚のアルバム

中でも「十七歳の地図」「回帰線」、先ずはこの2枚だけでも聞いて欲しいです。

この2枚のアルバムには・・・

  • I LOVE YOU
  • 15の夜
  • OH MY LITTLE GIRL
  • 僕が僕であるために
  • 卒業
  • シェリー

これらの曲が含まれます。

亡くなった後も、ドラマの主題歌になったり、CMに使われたりと・・・

皆さんもそのタイトルやサビの部分だけは聞いたことがある・・・と言う方も多いでしょう。

そんな、世間でも著名な曲が多く聞くことが出来ます。

でも「卒業」だけじゃない!後半の3枚のアルバムも魅力!

尾崎豊は、どうしても10代の3部作が注目されますが、

その後の3枚のアルバムも、やはり聞き逃せません!

大人になった尾崎が、大人の葛藤や愛もしっかり歌ってくれています。

10代の3部作は有名な曲も多いので、あえてその後のアルバムについて記したいと思います。

そんな中でも、筆者がとても魅了された楽曲をご紹介します。

4thアルバム「街路樹」

先ずはアルバム、「街路樹」からです。

「遠い空」

この曲は、尾崎の中でも爽やかでポップで、どちらかと言うと珍しい部類の楽曲になるかな、と思います。

けど、めちゃくちゃ切なくて、どこか悲しくて・・・。本当に好きな曲です!

いつも空を眺めると、この曲が浮かんできます。

シングル「太陽の破片」のカップリングにも別バージョンが収録されています。

「街路樹」

アルバムのタイトル曲です。

なんて綺麗で、透明感があって、そして心奪われる曲でしょうか。

言葉では表現できません。

このアルバム「街路樹」はどちらかと言うと観念的で難解な歌詞の曲が多いのですが、

そのメロディーライン、コード進行にはとても心が惹かれます。

もっと評価され、世間に知れ渡っても良い曲だと思います。

5thアルバム「誕生」

続いて5thアルバム「誕生」より、3曲をお勧めします。

このアルバムは2枚組で、とてもボリュームとパワーを感じるアルバムです。

「LOVE WAY」

聞いた瞬間から「凄い曲!」と思わせてくれるメロディラインと歌詞がとてもパワフルで惹かれます。

尾崎もよく聞いていたという井上陽水さんの「氷の世界」なんかに通じる曲だとも思います。

アレンジも素晴らしく、とてもカッコいい曲で必聴です。

「永遠の胸」

大人になった尾崎が、まさに「学校」と言う枠組みだけではなく、

「人生」と言う更に大きな舞台に立った時に歌う、その希望や夢、思いを感じることができるステキな曲です。

人生に迷った時、これまでの人生を振り返り、もうひと頑張りしたい時に聞くのにぴったりな名曲です。

「きっと忘れない」

尾崎流の「バースデイソング」です。

これも「遠い空」ではないですが、

とてもポップなメロディと素直な歌詞、それに尾崎の柔らかなボーカルが重なって、名曲に仕上がっています。

世の中にはバースデイソングが溢れていますが、もっとこの歌が世間で歌われれば良いのに、

と感じてなりません。

あなたの近しい人の誕生日にバースデイソングを歌うことがあったら、ぜひこの曲を検討して欲しいくらいです!

6thアルバム「放熱への証」

最後のオリジナルアルバムとなった「放熱への証」です。

彼の死後間もなくの発売となったので、

当時世間では注目を浴び、セールスも伸びました。

しかしながら、その中の楽曲はもっと評価されても良いと思っています。

「ふたつの心」

I LOVE YOUシェリーなど、尾崎のバラード曲で有名どころは多いですが、

この「ふたつの心」はもっと世間に知れて欲しい曲です。

素直なメロディに歌詞、そして尾崎の力強い歌声。

ラブソングとしても、こんなにストレートでまっすぐな曲って少ないんじゃないでしょうか。

人を好きになったときには、絶対聞きたい曲です。

「Mama, say good-bye」

これは、大人になった尾崎にしか書けない曲。

尾崎は、このアルバムを制作中に実の母親を無くしています。

そんな、母に捧げる曲なんです。

「高校を辞めるなら、私を殺してから辞めなさい」、とまで言っていた母親。

停学や謹慎を食らうたびに学校に出向き頭を下げてくれた母。

そして晩年では尾崎自身が立ち上げた事務所で、経理を担当してくれた母。

そんな母への、愛を感じることが出来る歌です。

筆者も両親はまだ健在ですが、この歳になってようやく、両親の暖かさを感じることも多く、

まさに「大人になっても惹かれる」とても感銘を受ける尾崎の一曲になっています。

尾崎豊を感じれる場所や、本、そして映像作品。

既に亡くなってしまった尾崎豊ですが、楽曲作品以外に尾崎を感じれる場所は無いのでしょうか?

実は私には、事あるごとに足を運んでいる場所が2カ所あります。

まずはそちらから、ご紹介しましょう。

渋谷クロスタワー「尾崎豊記念碑」レリーフモニュメント

尾崎豊が、青山学院高等部時代に、

学校の帰りに夕日を眺めた場所として有名です。

「渋谷駅」15番出口から、ヒカリエ2Fを経由し、青山通り方面出口へ。

シオノギビル前を右折し、歩道橋を渡った先が渋谷クロスタワーです。

あの名曲「十七歳の地図」で歌われた聖地としても知られています。

歌詞も描かれています。

昔、渋谷クロスタワー「東邦生命ビル」と言う名前でした。

名前が変わった後も、この記念碑が残されています。

昔はここに行くと、必ず誰かがアコースティックギターを持って尾崎の歌を歌っていました。

そして、当時の尾崎を偲んで、ここから夕陽を眺めている人が絶えず居た印象です。

筆者が上京した時に、真っ先に行った場所もここでした。

最近は、あまり人も居らず、忙しそうなサラリーマンが行きかったり、

ランチでお弁当を食べていたりしますので、少し寂しい気もします。

しかしながら、記念碑の周りには、ファンの皆さんメッセージがびっしり書かれており、

ファンにとっては一度は訪れてみたい場所です。

今も、ここから眺める夕日は綺麗で、

「十七歳の地図」ならずとも、あなたの今の年齢で「〇〇歳の地図」を感じることが出来ますよ。

埼玉県所沢市 狭山湖畔霊園「尾崎豊 墓地」

尾崎のお墓です。

場所は少し都心から離れていますが、

やはりファンとしては一度は行ってみたい場所であることには違いありません。

西武鉄道・狭山線の「西武球場前」駅が最寄りです。

その名の通り、駅から降りると、すぐ西武ドームがあるのですが、

右手に曲がって少し歩き、更に右手に川を越えて上り坂を上ると霊園が見えてきます。

少し分かりにくいですが、Googleマップを使えば問題ないでしょう。

霊園に入って、すぐ左手辺りに尾崎のお墓はあります。

立派で大きいのですぐに解ると思います。

駅からは、10分ほどで着きます。

実際、尾崎は、この地には眠っていない…、との話もあります。

まぁ、警備上の問題などを考えると、そうかもしれません。

しかしながら、もはやそこはどうでも良いんじゃないでしょうか。

こうして、尾崎豊のお墓として、彼に思いを馳せる場所があるだけで・・・。

私も何度も通っていますが、いつも花が供えられていて、ファンの方の思いが感じられます。

ここではお線香ではなく、煙草をに火をつけて備えるのがファンの中では慣例になっているとか。

「生きること。それは日々を告白していくことだろう。」

アルバム「放熱への証」のコピーとなっていたこの言葉が力強く墓碑に刻まれています。

補足:今は無き「尾崎ハウス」

既に取り壊され、今は無いようですが、かつて東京都足立区に「尾崎ハウス」と言う場所がありました。

尾崎が亡くなる時に、この足立区の一軒家の庭先で倒れているのを家主の奥さんが発見した、

という経緯のある場所。

その家の一部屋をファンが集える場所として開放してくれていた場所が、通称「尾崎ハウス」と呼ばれていた場所です。

残念ながら、現在は老朽化により取り壊され存在はしていません。

筆者も一度は訪れてみたかったですが、叶いませんでした。

この最後に尾崎が倒れた庭先が、

尾崎の生家の庭先に似ているので、

尾崎は最後に自分の生家に帰る夢を見ながら、

ここに辿り着いたのではないか

などとも言われています。

書籍(尾崎関連の本)

本にも触れておこうと思います。

尾崎関連の書籍もとても沢山あって、なかなか一つに選べないのが正直なところ。

写真集、詩集、小説etc…。

本人が書いているものから、評論まで・・・。

そのなかでも、筆者注目の書をご紹介しておきます。

尾崎豊が伝えたかったこと(著:須藤晃)

この本は、本当に何度も読み返しました!

10代の三部作のアルバムそれぞれの曲について、尾崎を語るうえで、

きっても切り離せない人物、プロデューサーの須藤晃氏によるものです。

楽曲のタイトルの所以や、歌詞が出来るまでの秘話。

更にはレコーディングでの風景など、須藤さんだからこそ書ける、その曲に纏わるエピソードがとても濃く書かれています。

「へぇ~、そんな背景があったんだ!」と思える、ファンにはたまらない一冊です。

しかしながら、廃刊になってしまったのか、あまり新品で売ってるのは見かけなくなりました。

同じ須藤さんの本なら、毛色はまた違いますが、

他に「尾崎豊 覚え書き」と言う本もありますので、こちらもおすすめです。

弟尾崎豊の愛と死と(著:尾崎 康)

まぎれもない、尾崎の実のお兄さんが書いた本です。

身内だからこそ書けるエピソードを知ることが出来ます。

兄にとって弟豊はどんな存在だったのか。

そして、あの死は何だったのか。

家族からみた尾崎豊。

それはファンにとってもとても気になる一面だと思います。

「約束の日 LAST APPEARANCE」(ライブ映像)

これに関しては、後述しますので、そちらで・・・。

番外編: 「A TRIBUTE TO YUTAKA OZAKI 」

尾崎のトリビュート作品です。

楽曲作品ではありますが、尾崎自身の作品ではなく、カバーアルバムですので、また別角度で尾崎を感じることが出来ます。

CDは、「GREEN」「BLUE」の2種類があって、

グリーンは当時の新進気鋭のアーティストを中心に、

ブルーは著名なアーティストを含めたラインナップでカバーされています。

有名所で言うと、カバーしているアーティストは、

  • 清木場俊介
  • 橘いずみ
  • 宇多田ヒカル
  • Cocco
  • Mr.Children
  • 斉藤和義
  • 槇原敬之

さん等、豪華なラインナップとなっています。

ライブDVDも発売されています。

それぞれの曲が多彩なアレンジが施されており、

違うボーカリストに歌われることによって、改めて尾崎の魅力に触れることが出来ます。

筆者の人生を変えた「約束の日 LAST APPEARANCE」。

当時はまだDVDもなく、VHSテープだった尾崎のこのライブ映像、

「約束の日 LAST APPEARANCE」

亡くなる前に最後に人前で歌ったライブ映像の作品としても知られています。

本当にテープが擦り切れる、程見ました。

曲はもちろんのこと、MCで話す尾崎の言葉がとても魅力的でした。

中でも、アンコールで歌う、ギター1本の弾き語り「15の夜」

この姿に魅了され、この映像を流しながら、

友達に借りたアコースティックギターを見よう見まねで弾き始めたのが、

筆者が「音楽の表現」と出会ったきかっけです。

曲や詩はもちろんですが、そのライブでのパフォーマンスに圧倒されました。

そして、唯一無二の歌声。

本当に、この歌声に惹かれました。

完全に「人生を変えられてしまった」作品のうちの一つです。

問答無用に、こちらもお勧めと言わざるを得ません。

あなたにも出会って欲しい。尾崎豊の「夢」と「愛」について。

尾崎が居なければ、「このままで良いのか?」とも思わなかったでしょうしw、

まだまだ結局、夢半ばで、色々諦めてサラリーマンになったにも関わらず、

表現することを諦めていない自分がここにいます。

尾崎に出会わなかったら、もしかしたら今はとっくに結婚をして良くも悪くも平凡な人生を歩んでこれていたかもしれませんw。

けど、僕は出会ってしまったのです。

出会ってしまったからこそ、芸術の道に足を踏み入れ、見境なく夢を追い、そして時には諦め・・・、大変な人生になっちゃったけど、

それでも普段では経験できないような、楽しいことも沢山経験出来ました。

結果、もちろん、尾崎はこれからもずっと好きですし、出会えて良かったと思います。

尾崎をまだ知らない人にとっては、ある意味人生を変えてしまう「劇薬」とも言えるアーティストかもしれません。

けど、出会って欲しい、知って欲しい。

そう思ってこの記事を書きました。

また尾崎については機会があれば、記事にしたいと思います。

最後まで読んでいただき、有難うございました!

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